自立してサロンを開業＆成長させたいセラピストのためのサロン運営法

施術の時、坐骨結節を重視しているセラピストさんはいるでしょうか？
坐骨結節は、
●半腱様筋
●半膜様筋
●大腿二頭筋

の起始部。

なので、ここをうまく施術できると、下半身のむくみや疲労に効果的です。

坐骨結節は大きくゴロンとしていてるので、触ればわかりやすいもの、
しかしながら、人によって位置が様々です。
若い女性は比較的わかりやすい、
ですが、年齢を重ねた女性は見つけにくかったりします

なぜ、見つけにくくなるのでしょうか

 

坐骨結節が見つかりにくい理由

それには、骨盤の問題が大きく関わっています

骨盤は、年齢と共に姿勢が悪くなり下がっていくのが普通です。
骨盤が下がると、骨盤の一番下の部位である坐骨結節も下がります

ですが　実はこのとき、骨盤が単純に下がっているわけではありません、
身体の中心部へ　めり込んでいくようなイメージで下がるのです。
だから、坐骨結節は　お肉の下にもぐってしまってわかりずらくなります

 

坐骨結節は内側へと入り込む

坐骨結節の位置は、若い方は、太ももの付け根真ん中当たり、
でも、年齢の高い方や体型の崩れた方は、内側のもっと深い場所へ入り込んでいます
なぜなら、年齢と共に骨盤が下がるとき、次のように変化します、
坐骨側がすぼんだようになり、腸骨が開いたようになる、のです

そのため、坐骨結節はもっと　ももの内側へ入っています。

 

坐骨結節の位置が左右で違うケース

他にも坐骨結節を見つけにくい原因があります、
骨盤は左右で違うケースが多いです。

なぜ左右で違うか、というと、
多くのケースでは、骨盤の右の腸骨が、身体の前方へ回旋しているから。
その理由は、右利きの人が多いとか、肝臓が右側にあって重いから、などと推測されます

年齢が上がれば上がるほど、この左右差は大きくなる傾向にあります。
なので、坐骨の位置も、左右で違うのです。

坐骨結節の 効果的な施術をするには？

坐骨結節だけ、探して施術しても、実は効果的ではありません。
なぜなら、坐骨結節は骨盤の一部でしかありません、
坐骨結節を上手に施術したいなら、骨盤の歪みを改善することが先決です。
骨盤の歪みを整えれば、坐骨結節の位置も同様に改善します。

坐骨結節に付着している筋肉や腱は、膝に付着しています。
坐骨結節（骨盤）や膝が歪んでいると、付着している筋肉も、
歪んでいる＝捻れている、のです。

骨格（関節）を整えないと一時的な施術になってしまうのは、想像つきますよね

お客様の状態を改善するなら、骨盤、背骨をまず整える、
その上で、膝など、下半身の施術を行うことが必要だと言えます

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