8May
サロンの売り上げを上げたいなぁ、と考えたとき、真っ先に頭に浮かぶのは、どんなことでしょう?
あなたなら、どうしたらいいと考えますか?
お客様を増やすこと? 確かに、その方法もあります。
ただ、これは、一人でサロンをやっている場合、限界がありますよね
一人で対応できるお客様の人数は限られているし、施術者の体力にも限界があります
ある程度お客様を抱えて居る場合は、ちょっと無理があります。
別の方法としては、今より、価格の高いメニューを作る、という方法もあります。
では、今より高い価格のメニューとは、例えば、どんなことが思いつきますか?
今のメニューより、施術時間が長いメニューを考える、という方法があるでしょう
そうなんですよね・・・
高い価格のメニューにするなら、施術時間が長くないといけないと思い込んでいるセラピストさんは多いのではないでしょうか?
10分1000円でなければならない、みたいな思い込みに縛られている、あるいは、価格は施術時間で決まるという思い込みがある、いうのが大きな原因だと感じます
でも、長い時間のメニューをつくる方法だと、結局は、最初に上げた課題、
①一人で対応できるお客様の人数は限られている
②施術者の体力にも限界がある
この二つは、解決できません。
売り上げを上げるために、長時間、施術することから、逃れられない売り上げ構造になってしまいます。
実際、お客様は価格をどう思っているのか?
ここで、ある例を考えてみましょう
Aサロン:60分 6000円のメニュー
Bサロン:60分 10000円のメニュー
ここで、身体がクタクタ、でも早く回復したい!と考えているお客様は、どちらを選ぶと思いますか?
あるいは、AサロンとBサロン、とちらが効果がありそうと感じますか?
たぶん、Bサロンを選んだ方が多いと思うのですが。
価格は、施術効果を表す一面も、あるわけです、
安さを売りにしているということは、よい施術を受けたい、というお客様を逃している可能性があります。
状態がよくなくて、通って体調をよくしたい、と思うお客様は、Bを選ぶ方が多いと思います
これ、実は、経営のちょっと深い所の話につながってきます
安いところを探している、価格重視のお客様と、体調を改善したいから、多少金額が高くてもよいサロンを探している、というお客様、どちらを相手にしたいか?という問題なんです。
世の中の価格について、ちょっと考えてみましょう
では、ここで、世の中の価格について、ちょっと考えてみましょう
ちょっとコーヒーでも飲んで、リラックスしたいなぁ、と想った時、どこに行きたいですか?
例えば、格安コーヒーチェーンのコーヒーショップがあります
一方で、その10倍くらいする、高級ホテルラウンジのコーヒーも、あります
みんながみんな、安いコーヒーを選ぶわけではありません
より心地よい時間を過ごしたいなら、高級ホテルのラウンジでコーヒーを飲むことを選ぶ人もいるわけです
もちろん、価格に見合った価値を提供できることは、大前提です。
あるいは、旅行に行く場合、
格安の旅館と、高級旅館。
格安の旅館が人気かといえば、そうでもなく、〇〇リゾートのように高くてもずっと先まで満室、のような旅館・ホテルだってあるわけです。
施術時間が価格を決めるという考えを切り換えてみませんか?
ここで、サロンの価格に話題を戻しましょう。
一人でサロンをやっている場合、高級ホテルのように施設を豪華にするというのは、難しいかもしれませんが、ちょっと豪華にする工夫をしたり、たとえば、タオルやお茶などにこだわって、質の高い空間・サービスを提供することで、いまより価格を上げることが出来るかもしれません。
サロンの設備などはそのままでも、一流の質の高いサービスを提供できるなら、価格を上げることも出来るでしょう
施術については、時間いくらで売っているのではなく、お客様の悩み、問題を解決する為のメニューにすれば、価格を上げることもできるでしょう。
骨盤矯正やO脚矯正、脚やせなどは、サロンにもよりますが、リラクゼーションメニューと比べて、時間当たりの金額は1.5~2倍以上の高めの価格設定されているようです。
この価格差は、施術効果や、サロンにとっては、その自信を表しているとも、私は思います!
リラクゼーションメニューから、もう一歩踏み込んだ施術にすることで、より価値=価格の高いメニューを提供することを考えてはいかがでしょうか