自立してサロンを開業＆成長させたいセラピストのためのサロン運営法

先日、あるお得意様と施術後、お話したときのこと。

 

そのお得意様は、もう１０年位、
私のサロンをご利用いただいている
米寿を迎えたおばあちゃんです。

 

こんなことを話されました。

「この間、いつもの病院にいったら、
いつも、私の顔なんか全然見てないのに、いきなり、

『あっ、米寿を迎えられたんですね、○○の検査しておきましょう』って、

私のほうを　見たのよ～！びっくりしたわぁ」

 

病院って、患者さんの顔も見ずに、身体も触ることなく
診察されて、おしまい、ってことが　よくあるんですね。

 

このおばあちゃんは、
寝ていると首が痛くて　別の病院で診てもらうそうですが、
「もう、どうしようもないね～」という一言で、
薬を処方されて、電気かけて、おしまい、

いいのか、効いていないのか解らないけど、
やってもらってる、ということでした。

 

 

「ここにくると、しばらく調子がいいのよ～」

「座るとき、教えてもらったこと、気をつけてると、いいみたいで(^^)」

 

と、いつも　言ってくれます(^^)

 

「もっと　私のこと、しっかり診てほしい」

 

病院は、有る意味、親身でない。

多くのマッサージ店、リラクゼーションサロンは、
時間内にマッサージされておしまい、と
感じて、物足りない方も多いと思います

 

もっと、私のこと、ちゃんと　診てほしい、

そう　思っている方は、
実力のある個人サロンに　行き着くのかもしれません。

 

セラピストである私たちは
もっと、お客様の話を聞く力が　必要かもしれません

 

お客様の話、といっても、
世間話や、愚痴をもっと聞け、といっているわけではありませんよ

 

お客様が　求めているもの、
身体のことで困っていること、
自分では気づいていないけど、
心のどこかに引っかかっているもの

そういうものを　お客様から引き出せると、
セラピストの力量が　グッと　あがるんじゃないかな。

 

お客様は、トリートメントを受けた先に　得られる
「何か」を　実は　求めているんですよね

 

ただ、疲れを取るとか、キレイになりたい、だけでなく、
それが実現できたら、こんなことしたい、とか
こんな毎日を過ごしたい、とか、あるはずなんです

 

でも、自分では　気づいていなかったりするんですよね

 

昨日、新規のお客様で、
脚を細くしたい、という方がお見えになられましたが、

お話していくと　脚だけなく、本心は『全身やせたい』とか
『後姿が老けてみえて、がっかりした』とか

本当はいろいろ　あるんですよね

トリートメントを受けた　その先には、

「若々しく　見られたい」

とか

「ファッションを楽しみたい」

とか

「できる女に見られたい」

とか

もしかしたら、

「ちょっと　気になる人ができたから、キレイになりたい」

とか

「同窓会で、老けたね　って言われたくない」

とか

 

ね、わかりますよね。

 

先にあげた　おばあちゃんは
『調子を良くして、外出して、友人に会いに行きたい』
と思っているんじゃないかな。

 

お客様が　何を求めてトリートメント受けに来たのか、引き出して、
「私のこと、解ってくれてる」と
お客様に感じさせるセラピストになりたいですね。